2026.08.02.

本当の原因は、別の部屋の金魚かもしれない  vol.6134

以前、テレビか何かで心理実験を見たことがあります。
参加者は、扉の閉まった部屋に入れられ、
部屋の中で「何か」をすれば、扉が開くらしいんですね。

参加者は、
クッションを叩いたり、
飛び跳ねたり、
部屋の中を歩き回ったりしながら、
どうすれば扉が開くのかを探します。

たまたまクッションを叩いた瞬間に扉が開けば、
次もクッションを叩いてみる。

けれど、今度は開かない。

すると、
叩く回数を変えたり、
叩き方を変えたりする。

そうやって参加者は、
自分の行動と扉が開くことの間にある「法則」を、
懸命に見つけようとします。

ところが種を明かされると、
扉が開くかどうかは、
別の部屋に置かれた水槽の中で、
金魚がある線を越えたとき、
扉が開く仕組みになってたんですね。

つまり、参加者が何をしても、
扉の開閉には影響しなかったんです。

クッションを叩いたときに扉が開いたのは、
ただの偶然だったのです。

最近、私はこの実験をよく思い出すんです。

というのも、
我が家のわんこに、
今年の4月から引きつけが起きるようになりました。

しばらく落ち着いていたかと思えば、
また頻発する。

蚊対策のスプレーがいけなかったのだろうか。
食べ物が合わなかったのだろうか。
それとも、私の部屋がダメなのか?

と、原因らしきものを探しています。

これが原因だったのかもしれない。
そう思って対策を講じても、
また発作が起きる。

こういったことを繰り返していたら、
本当の原因は、
私が見ている場所とは
まったく違うところにあるのかもしれないなって。

あの実験でいえば、
別の部屋にいる金魚のように。

わんこは、もう10歳を超えています。

引きつけが始まってから、
私は「終わり」を強く意識するようになりました。

本当の原因は、
私には見えない場所にいる
「金魚」なのかもしれませんしね。

引きつけの原因追求よりも
わんこが「楽しかった」と思える時間を、
多く持つことを優先したい
と思うようになりましたね。

何事にも終わりはありますからね〜。