
苦手と得意の違い vol.6087
得意なものとそうでないものって、
やっている時の自分への声かけが違うんですよね〜。
得意分野だと自分に対する言葉がけが、わりと優しいんです。
「よくやってる」
「小さいけど、ちゃんと結果が出てる」
「前より少しうまくなってる」
そんなふうに、ちゃんと自分を労っていたり、
少し先の希望に目が向いていたりします。
だから、たとえうまくいかないことがあっても、
「まあ、こういう時もあるよね」
「次は少し変えてみよう」
と思いやすい。
でも、苦手意識のあることになると、
急に自分への語りが厳しくなるんですよね。
「こんなんで本当に大丈夫なの?」
「全然、進歩してないじゃん」
「またできなかった」
「やっぱり向いてないのかも」
そんなふうに、まだ結果が出ていない部分ばかりを見てしまう。
本当は少し進んでいるのに、
その小さな変化を感じ取る前に、
自分で自分にダメ出しをしてしまうんです。
これって、結構大きいなと思うんですよ。
だって、
同じように努力していても、
自分にどんな言葉をかけているかで、
感じ方がまったく変わってしまうじゃないですか。
得意なことは、
前に進んでいる実感を拾う言葉かけなのに
苦手なことは、
できていない証拠ばかりを拾う言葉かけなんだから。
もしかすると、
苦手だから否定的な言葉が出るのではなくて、
否定的な言葉をかけ続けているから、
ますます苦手に感じてしまうのかもしれません。
もちろん、苦手なものが
急に得意になるわけではないですが、
自分への語りかけを少し変えるだけで、
続ける苦しさは、変わる気がします。
「全然できてない」ではなく、
「昨日より少し慣れたかも」
「これで大丈夫なの?」ではなく、
「今はまだこれくらいでいい」
「また間違えた」ではなく、
「ここがわかれば、次は少し進める」
そんなふうに、ほんの少しだけ
自分にかける言葉を変えてみる。
自分を甘やかすというより、
ちゃんと見てあげる感じです。
できていないところだけではなく、
やったことも見る。
進んでいないように見える時でも、
そこから逃げずに
踏みとどまっている自分、
不安になりながらも、
続けようとしている自分を見る。
苦手なことに向き合っている時ほど、
なぜか私たちは自分に厳しくなりがちです。
でも本当は、苦手なことをやっている時こそ、
いちばん労いが必要なんですよね。
「よくやってる」
「ちょっとだけど、進んでる」
「今はまだ実感しにくいだけかも」
「向き合っているだけで、十分すごい」
そう言ってみるだけで、
心の中の空気感が少し変わるかもしれません。
と考えると、苦手を克服する第一歩は、
もっと頑張ることではなくて、
自分への語りかけに気づくことなのかもしれませんね。
自分にどんな言葉をかけているのか
その声に耳を傾けてみる。
そして、もしその声があまりに厳しかったら、
得意なことをしている時の自分の声に近づけてみる。
それだけで、苦手なこととの関係が、
変わり始める感じがします。









