
人の魅力は、どこから生まれる? vol.6095
人の魅力って色々だとは思うんですが、
たくさんの方々に会ってきて思うのは、
本当に深い魅力を持っている人には、
どこかに「傷をおってきた気配」があるんですよね〜。
これは、単に「苦労した人が偉い」とか、
傷ついた経験が多いほど
人として深くなるとかいう話でもないんですよ。
傷ついて、ただ硬くなる人もいるじゃないですか。
人を信用しなくなる人もいるし、
「どうせ人間なんて」と斜に構える人もいれば、
被害者意識を鎧にしてしまう人もいる。
だから、傷そのものが
人を魅力的にするわけではないんですよね。
何が人の存在に厚みを与えるのかを
考えてみると、
それは、傷ついた経験を、
恨みや防衛だけで終わらせず、
そこから何かを受け取り直してきたこと
じゃないのかなと思うんです。
特に、経営者やリーダーのように
「決める立場」にいる人は、
常に自分の存在を試されるじゃないですか。
人に裏切られることもあれば、
お金のことで眠れなくなることもあるだろうし、
社員や同僚にわかってもらえないこともある。
批判され、孤独になることもあれば、
自分の判断で、
誰かを傷つけることがあるわけですよね。
それでも、翌朝にはまた決めなければならない。
立ち止まりたくても、現実は待ってくれないし、
自分の未熟さを感じても、役割は簡単に降りれないし、
心が痛んでいても、組織は動いているわけで、
誰かが次の判断を待っているんですよね。
こういう場所を通ってきた人の言葉には、
重みが出ると思うんです。
きれいごとを言っても、きれいごとに聞こえない。
優しさも、ただの甘さではなくなる。
強さも、威圧ではなくなる。
謙虚さも、自己否定ではなくなる。
そういう人は傷ついたあとに、
「それでも私は、どう生きたいのか」
「それでも私は、人とどう関わりたいのか」
「それでも私は、何を信じていくのか」
を問い直し、
もう一度立ち上がった人だと思うんですよ。
その「それでも」が、人の存在を深くする。
そんな姿に、
人はその人のbeingの厚みを感じるんじゃないのかなと。
傷ついたあとに、
その人が何を選び直し、再び歩いているかに
惹かれるんだと思うんですよね。









