チャンスをつかむ時

2026.10.09.

あなたの伸び代はここにある! vol.6202

もう、とうの昔に終わった出来事でも、
そのとき辛すぎて感じきれなかった感情が、
記憶と一緒に冷凍保存されることがあります。

ある受講生が、
昔の失敗について話してくれました。

彼にとっては、
もう終わった過去の話のはずでした。

ところが、
話しているうちに涙が流れてきたんです。

本人がいちばん驚いていましたね。

これが「未処理の感情」なんですよね。

話す。
涙が出る。
改めて振り返る。

そうしているうちに、
冷凍されていたものが
少しずつ溶け始めました。

「出来事を覚えていること」と
「その出来事に伴う感情が処理されていること」は、
必ずしも同じではありません。

認知的には整理されていても、
感情としては十分に
触れられていないことがあるんですよね。

一時的には、
不安定さの中に戻ったような感覚も
あったそうです。

でもその間に、
家族との会話が深まり、
自分の弱さをさらけ出し、
何度も涙が止まらなくなった。

そして一週間ほど経った頃、
「スッと抜けた」
と話してくれました。

さらに興味深かったのは、
それまで持っていた「考え方」まで
変わったことです。

「私はこういうことが嫌い」
「こういう人とは関わらない」
「こうしておくのが正しい」

本人には、
自分の性格や価値観のように見えていたものが、
実は未処理の感情に触れなくて済むように、
自分を守るためにつくられた考えだったことにも
気づいたんですよね。

記憶の冷凍保存を維持するために、
その出来事と矛盾しない説明や信念を
自分の中につくることがあります。

それは当時の自分を守るためには、
必要だった世界の見方なのかもしれません。

でも感情がほどけてくると、
その考えまで必要なくなる。

「もう、そう考えなくてもいいんだ」

そう思えたとき、
とてもほっとしたそうです。

それは決して、
元の自分に戻ったわけではありません。

今の自分、
今の人間関係、
今持っている言葉の中に、
その経験をもう一度組み込み直した。

悲しみも、弱さも、怒りも含めて、
自分がもう一度、統合されたんです。

回復というより、
バージョンアップしたんですね。

 

未処理の感情って、
必ずしも本人が
「私はまだ傷ついている」
と自覚しているものではありません。

むしろ、
「もう何とも思っていない」
と思っている場所に残っていることがある。

そして厄介なのは、
課題そのものを封じ込めるというより、
「課題だと気づかない形」に
変換してしまうことなんだと思います。

悲しみが、
「私はこういうことが嫌い」に変わる。

怖さが、
「こうするべきだ」に変わる。

傷つきが、
「私は一人でやったほうがいい」に変わる。

そうなると本人には、
それが問題ではなく、
自分の性格や価値観や信念に見える。

だから、
自分の本当の課題に気づく瞬間って、
ものすごく大きいんですよね。

これまで見えなかった自分に
アクセスできるから。

嫌なものを嫌だと言える。
怒るべきときに怒れる。
弱さも見せられる。
人に頼れる。

そして、自分で選べる。

未処理の感情を処理すると、
ただ楽になるだけではなく、

自分が使える感情が増え、
自分が使えるエネルギーも増えていく。

自分の本当の課題に気づけることは、
自分を取り戻すためのチャンスで、
自身の伸び代なんだと改めて感じましたね〜。

2026.10.08.

自分で答えを作っていく vol.6201

知らないことは教えてもらえばいいし、
経験のある人の知恵は、どんどん借りればいい。

そのうえで自分でも感じ、考え、
そして最後は、自分で選ぶ。

ここを人に渡してしまわないことが
大事だと思うんですよね。

これは決して、
「自分だけで全部決める」
という話ではないんですよね。

むしろ逆で、

力のある人に教えを乞う。
専門家の意見を聞く。
別の人の意見も聞いてみる。

その上で、自分で選ぶんです。

だって、
自分の内側で起きている変化を
いちばん近くで感じられるのは、
結局、自分だからなんです。

「このやり方なら続けられそう」
「これをやっていると、楽しい!」
「これ、苦手かも…」

こうした感覚や湧いてくる感情は、
外から見ている人には
完全にはわかりませんからね。

 

「いろいろな人の知恵を借りながら、
自分で答えをつくっていく」

ってことが大事なんですよね。

2026.10.07.

選択の価値は、選んだ瞬間だけで決まらない。 vol.6200

何かを選んだあとで、「失敗だったかな」
「あっちを選んでおけばよかったかな」って、
考えることありません?

 

選んだ直後はよかったのに、
少しうまくいかないことが起きると、
「やっぱり、あの選択は間違いだったのかも」
と思ってしまう。

これ、結構ダメージが大きいと思うんですよね。

単に一つの選択を間違えた、というより、
「人生を踏み外した」
みたいな気持ちになるから。

そうすると、
やる気までなくなってしまいます。

でも、よく考えてみると、
まだ結果が出たわけじゃないんですよね。

私たちは、途中経過を見て、
「あの選択は失敗だった」
と結論づけてしまうことがありますが、

選択の良し悪しって、
選択した瞬間に
全部決まるものではないんです。

そのあと、
「あのとき、あれを選んでよかった」
という結末に変えていくことができる。

つまり、選択の正解は、
そのあとにつくることもできるんです。

もちろん、
本当に「あっちを選んだほうがよかった」
ということもあると思います。

でも、
もう選んだものについて、

ずっと
「あっちだったら」
「こっちじゃなかったら」
と考えていても、
今いる場所からは動けないじゃないですか。

だったら、
「この選択を正解にするとしたら、
私はここから何をすればいいんだろう?」
と考えてみる。

「あのときの選択は正しかった」

というストーリーに、
これから書き換えていけばいいんです。

いや、
書き換える意思を持つことが
大事なんだと思うんですね。

ここから、

何に取り組めばいいんだろう?

何をどう考えたら、
私は動きやすくなるんだろう?

何を経験したら、
何を身につけたら、
何を変えたら、

いつか、
「あのとき、あれを選んだから今がある」
と言えるんだろう?

そんなふうに、
未来から逆算して考えてみる。

選んだあとに、
私たちが何をするか。

そこで、
選択の意味は変わっていくと思うんですよね。

 

 

 

 

2026.10.05.

デスクの上  vol.6198

デスクの上を見ると、わかるんですよね〜。
今の自分の状況が。
ごった返している時って、
たいてい、さまざまなタスクを
同時にこなしていることが多いんです。

もちろん、

どんなに忙しくても
きちんと整理できる優秀な方や、
机が散らかるのが嫌で、
仕事そのものをセーブしている人は別ですよ。笑

でも、

「あれもやらなきゃ」
「これも途中」
「こっちも気になる」

と、いくつものことが同時進行している時は、
ある程度ごちゃごちゃしてしまうのも
仕方ない面がありますよね。

散らかっていることを見て、
「ちゃんとしなきゃ」と
自分を責めても仕方ないし、
そもそも、
そんなに責める必要もないと思うんです。

今、自分がどれだけのことを
抱えているのかを知るサインなんですよね。

そんな時は、
落ち着いたら片づければいいし、

「今、私はちょっと抱えすぎているのかな」
「この状況を、どう過ごそうかな」
と、少しだけ立ち止まって
考えてみてもいいと思うんですよね。

いつもいつも、
理想どおりにはいかないですから。

 

2026.10.04.

GYOY vol.6197

昔、自分のデスクに、
「GYOY」と書いたポストイットを
貼ってたんですよね。
GYOY。
「がんばれ!ゆかり!お前ならやれる」
そのローマ字の、
シンプルな頭文字なんですけどね。
何十年も前のことなのに、
なぜか、急に思い出して。
当時の私はきっと、
きつい状況だったんでしょうね〜。
それでも、
踏ん張らないと。
あとちょっと。
もう少し。大丈夫。
って、自分で自分を
励ましていたんじゃないかな、
と思うんです。
こういう時って、
誰にでもありますよね。
もうちょっと頑張ろう。
ここを越えよう。きっと大丈夫。
そうやって、
自分で自分の背中を押している時。
顔を上げて前を向けるなら、
なんだっていいと思うんです。
ポストイットでも、
好きな言葉でも音楽でも。
だって、大人になった私たちは、
自分で自分を励まさなくて、
誰が励ましてくれるんでしょう。
もちろん、
誰も励ましてくれない、
という話ではなく、
たぶん、みんな、
自分のことで精一杯なんですよね。
みんなそれぞれ、
一生懸命、生きている。
だからこそ、
自分は、自分の味方で、
最高の応援団でいたらいい
と思うんですよね〜。

2026.10.03.

「時代の流れが早い」と感じるということは  vol.6196

私が会社をバイアウトした理由の一つに、
「自分は少し、時代から外れてきたな」
と感じたことがあります。

時代の中心にいるときって、
「時代の流れが早い」とは、
あまり感じないと思うんですよね。

時代と共に動いているから。

だから、
「時代の流れが早い」と感じるということは、
自分と時代との距離が
少しずつ開き始めたと判断したんですよね。

実際、
時代との距離ができるのも怖いですが、
さらに恐ろしいのは、

遅れていることに、
気づいていないことだと思うんです。

「知らない」と分かれば、
いくらでも方法は考えられるじゃないですか。

若者と話をすると、
「へえ〜!」「知らんかった〜!」
と言う回数が明らかに増えました(笑)。

私にとって時代の流れは
さらに加速している感じです。。。

だからこそ、
あえて今までとは全く違う環境の人や
新しい人と話をすることの大切さと必要性を
身に染みて感じています。

あーーー。

なんか、
こういうことを書くこと自体、
「歳とったな〜」と、
ちょっと残念でもあるんですけどね(笑)。

まあ、
事実だから仕方ないや。

 

2026.10.02.

「期限」の影響  vol.6195

「いつでもできる」と思っていることは、
意外となかなかやらないんですよね〜。
ただ、

「この仕事をあと何年続けるんだろう」
「子どもと毎日一緒に過ごせるのは、あと何年だろう」

そんなふうに、
今までぼんやりしていた時間に
期限が見えてくると、
急に大事なことが変わって
見えることがあります。

人を動かすのって「期限」の影響、
大きいんですよね。

重い腰も上がっちゃう笑。

本当は、
仕事にも、子育てにも、
人との関係にも、
そして人生そのものにも、終わりがある。

終わらないものなんてないのに、
普段はなかなか、そのことを意識しません。

だからこそ、
「いづれ終わる」

と考えてみると、
今やるべきことが
明確になるかもしれませんね。

 

2026.10.01.

結局のところ  vol.6194

結局ね、
「自分が自分をどう思っているのか」の影響って、
すごく大きいんじゃないかと思うんです。

同じような失敗をしても、
「やっぱり私には無理だ」と思う人もいれば、
「今回はうまくいかなかっただけ」
と思う人もいるじゃないですか。

誰かに反対されたときも、
それを「やめたほうがいいというサイン」と
受け取る人もいれば、
「じゃあ、別の方法を考えよう」と
受け取る人もいる。

では、その違いはどこから来るんだろう。

なぜ、あのとき諦めたのか。
なぜ、あのときは諦めなかったのか。
自分はどう受け取ったのか。

そんなふうに振り返っていくと、
出来事そのもの以上に、

「私はこういう人だ」

という、自分についての認識が
その後の選択に
大きく影響しているように感じるんですよね〜。

2026.09.30.

潮目  vol.6193

潮の流れが混ざるところを「潮目」って言うらしんですけど、
そこは流れが複雑になる一方で、
魚が集まりやすく、栄養も豊かになりやすいんだそうです。

父が釣好きだったので
「潮目」って言葉を
よく聞いたような記憶があります。

潮目は単なる「境界」というより、
異なるものが出会うことで、
むしろ生命やエネルギーが集まる場所なんですよね。

私たちも、
人生の流れが入れ替わる時って、
いろんなものが入り混ざります。

終わるものと始まるもの。
今の仕事とこれからの仕事。
そこに、
プライベートの課題まで重なったり。

でも、
ただ流されているわけではなくて、

そこにはちゃんと、
自分の意志や決断、行動があるんですよね。

 

 

9月も今日でおしまい。
明日から10月です。

今、あなたはどんな流れの中にいるんでしょう。

 

2026.09.29.

やれないとは決まったわけじゃない  vol.6192

「無理!」って考えたら、
本当に無理になっちゃうんですよね〜。
たとえ、本当はやれることだったとしても。

これって、
すごくもったいないと思うんです。

「私には無理」と判断した瞬間に、
やってみることをやめたり、
誰かに聞くこともしなくなったりしますからね。

それって、
本当にできなかったのか。

それとも、
「できない」と判断したことで、
できる可能性を閉じてしまったのか。

わからないじゃないですか。

 

だからって別に、

「絶対やれる!」
「私ならできる!」

と、思い込もうとするのも違うと
思うんですよね。

 

「まだ、やれないとは決まったわけじゃない」
くらいがいいのかなって思うんです。

それだけでも、
見えるものや、次に取る行動は
ずいぶん変わるんじゃないかな
と思っています。