子どもの頃はわからなかったんですよね、
「本当の敵は自分」っていう言葉の真意が(笑)。
敵は相手だって思うんですよね〜。
でも、年齢を重ねていくうちに、
本当の意味での「敵」は外側にはいなくて、
いつも自分の内側にいるんだとわかってくる。
自分の最大の敵は、
「怠け心」から始まることが多い気がします。
やるべきことを後回しにしたり、
「今はまだいいか」と言い訳を作ったりして、
少しずつ自分との約束が守れない。
そして、それを克服したり、
逆にその自分に負けたりする。
その繰り返しの中で、
「怠け心って、いったいどこから湧いてくるんだろう?」
と考えるようになる。
掘り下げていくと、
その根っこには“恐れ”があることに気づきます。
失敗するかもしれない、
恥をかくかもしれない、
がっかりするのが怖い。
でも、その恐れの正体を見つめていくと、
最終的には“自分を信じていないこと”に
行き着くんですよね。
「どうせ私なんて」「うまくいくはずがない」
と無意識に自分を信じてない自分。
そしてその奥には、
自分が無意識に握りしめてきた「人生のシナリオ」がある。
――「私はこういう人間だ」「こうなるに決まっている」
そんな思い込みが、
自分の行動を縛り、未来を小さくしていたりする。
でもね、それが自身の無意識のシナリオなら、
そのシナリオを
自分で書き換えることができるんですよね。
敵であり、味方でもある自分と向き合うと、
そこから、人生は本当に変わり始めるのだと思います。