感情のしくみ 4 怒り
感情にはしくみがある。
怒りには強力なパワーがあり、
怒りをコントロールするとか、
敵視するのはもったいない。
怒りのしくみを理解すると
あなたの成熟は進み、
怒りを抑える代わりに許しが生まれる。
怒りを感じたら封印するでも
怒りに任せるでもなく、怒りを分析する。
怒りを分析するステップは3つ。
まずは、フラストレーションかどうかを見分ける。
フラストレーションであれば
ストレスを発散する行動をとると
イライラや怒りは消える。
ストレス発散しても消えない怒りは
ふたつの側面から眺めてみる。
その怒りに①過去の傷はないか?
その怒りに②過去止めた手法はないか?
①過去の傷という怒りとは
昔、傷付いた古傷がその出来事によって
ズキズキ痛むのに似ている。
怒りは癒えていないあなたの傷の在り処を
見せてくれている。
傷に気付くことができれば
当時とは違う、今のあなたの視点で
眺め直してみる。
立場を変え、
新しい情報を加えて
冷静に振り返る。
十分大人になった今のあなただから理解が及ぶところが
あったりする。
残念だけど、怒りに及ばないほどの事に
気付いたりしてしまう。
だからこそ、
今までよくやってきた自分を
しっかり労う。
すると、怒りに対処する必要は無くなるだろう。
いずれ何に対して怒っていたかさえ
思い出せなくなる。
②過去やめた手法とは
自分に禁止したやり方を誰かがやっているのを
見る時に人はイラっとする。
例えば
手を抜かずに頑張ろうといった思いが強く、
休むことさえ自分に許可していないと
休んでいる人がイライラの対象となる。
つまり、
自分が否認し、受け入れず、抑圧していることを
相手に見る時、
私達は強い怒りを感じる。
あなたが抑圧してきたものを受け入れ、
認める時にきているという証であるとも解釈できる。
怒りの対象者はわざわざ嫌な奴となって
あなたに緩めるべきところを
見せてくれている。
チャレンジしてみよう!
少しだけ自分に許してみよう。
人生の幅が広がり、
怒りは消えて無くなるだろう。
怒りはdoingレベルの対処法では消え去らない。
beingレベルで理解を深めるんだ。