2019.08.05.

夏が終わった

思いっきりやっておいで!と
試合に送り出した息子は
涙腺崩壊と言いながら帰ってきた。

息子は全国大会出場に向けて
九州ラグビーフットボール大会に臨んでいたが
準決勝で敗退。

この3年間の部活の集大成は九州3位で終わった。

試合終了のホイッスルと同時に
空を仰いで倒れこむ子どもたち。

夢を描いて頑張っていたのは彼で、
試合でも泥だらけになりながら
前へ前へ進んでいたのは彼。

私は何もやっていない。

なのに、私がバーンアウト。
燃え尽きた感じ。

お疲れさん!と仕事場で交わすような声をかけるのが精一杯で
私こそ、その後の気持ちの切り替えがうまくできない。

彼らの長い人生にとって
きっとこの経験は役にたつと頭では充分わかっているが
なんとも言えない気持ち。

そっか…私はそんなにも
彼らが全国に行くのを楽しみにしていたんだ。
ワクワクドキドキしていたのは
私たち親も同様だったんだ。

過ぎ去って初めて
自分の気持ちに気づくことは少なく無い。

私の夏も終わった感じ。

泣ける男はかっこいい。
ものすごく良い試合だった。
夫が帰宅した息子に
「お前を誇りに思う」と伝えていた。

夏が終わった。
さぁ!切り替えなきゃ。受験生!
戦いの場は変わったよ。