大人の時間割
自由を取り扱えるのは成熟した大人だけだ。
憧れた自由は
羽のように軽いはずだったのに
未成熟なまま自由を手に入れると
沼地のように足を取られて不自由にさえ感じる。
何をしようが、何もしまいが自由な時間は
与えられた人によって
活かすこともできれば、殺してしまいかねない。
自由をうまく活かすには
時間割が有効だ。
時間割というと学生の頃を思い出して、
苦笑いしてしまいそうだが、
あの村上春樹さんもフリーになった際、
時間の管理の軸として
マラソンを始めたと何かに書いてらした。
リズムが作れる大人の時間割は
自由を取り扱う鍵となる。
仕事量やタスクで
自由をマネジメントするのもひとつの手だが
リズムが刻みにくい。
その点、
ざっくりとでも時間割を作ってしまえば
自分のペースができ、
何より、いちいち選択するといった
エネルギーの無駄を回避することができる。