気持ちの大掃除
我が家は年明けの引っ越し目前の大掃除だった。
小学生だった子ども達が高校になるまで過ごし、
父がホームに入った際、持ち込めなかった荷物まであるこの家には
相当な物で溢れている。
中でも大敵は私の本。
大切にしたい本からいずれ読みたいといった本、
当時は必要だったが今は不要な本まで本棚から溢れている。
必要でない本を処分するだけで、
引っ越しの大変度はかなり減ると思われた。
なので最初に本棚に手をつけたのだけど、
「不要な本は?」と選んでいたら一向に作業は進まなかったのに
「絶対必要な本は?」と考えるとどんどん作業が進み出した。
不要な本以外を残すのか、必要な本以外は処分するのかは同じようで違う。
まるで、
ひとつだけ願いを叶えてくれる神様に参拝した時のように
自分の本当の想いが明確になる。
人生の選択も同様かもしれない。
本当の欲求を知っているのは
幼い子供と成熟した大人だけだと言ったのはカール・ロジャースだったと思うが、
これだけは!といった人生の最重要事項を明確にして
それ以外は取らない選択を意識しないと、
引越し前の我が家同様、人生が不要な物で溢れ、
必要なものがどこにあるのかわからなってしまう。
年末の大掃除の結果、
段ボール5つ分の本とゴミ袋13個もの不用品が出た。
大掃除はお正月を迎えるにあたって一時中断。
再開したら、我が家が如何に不要なもので溢れていたかを
さらに思い知らされそう。。。