世代を超える繰り返し
私が高校生の頃、
「ご飯がいつも偏ってる」とお弁当のクレームを伝えると
母は「ふわっとしたご飯の方が美味しくない?」と言った。
高校生の娘が私に言う。
「お弁当のご飯、偏っとーし」で、
母の私は言う
「ふわっとした方が美味しくない?」
母になったら娘も自分の子どもに言うんだろうな。
「ふわっとした方が美味しくない?」
こうやっていろんな事が繰り返されるのかなぁ。
私が高校生の頃、
「ご飯がいつも偏ってる」とお弁当のクレームを伝えると
母は「ふわっとしたご飯の方が美味しくない?」と言った。
高校生の娘が私に言う。
「お弁当のご飯、偏っとーし」で、
母の私は言う
「ふわっとした方が美味しくない?」
母になったら娘も自分の子どもに言うんだろうな。
「ふわっとした方が美味しくない?」
こうやっていろんな事が繰り返されるのかなぁ。
息子は我が家の家族の中で
もっとも大人しいというか、
自己主張が少ないというか、
もう一歩、前に出ていいんじゃないか?!と
見てて背中を押したくなる。
そんな息子が経験者でもないのに
中学の部活で副部長になってきた。
部長でもないし、
中学校の部活の話なんだけど、、、アホみたいに嬉しい。
ローゼンタール効果といって
人は期待された通りに成果を出す傾向がある。
立場は人をつくる。
どうか彼にとってチャンスとなりますようにと
祈ってやまない。
息子の銀歯が抜けたので歯医者に連れて行くと
神経まで及んでるか?という状態。
歯磨きも隅々まで磨けてないとのこと。
息子の横で説明を受け、
すいません。。。と頭を下げて受付にいると、
「こうなったのは全て君が悪い!君の責任だ!」
と叱っている先生の声が…。
いつも穏やかな先生なのに、、、
あぁ…有り難い!
目に余るものがあったのだろうけど、
今時、他人の子を叱ってくれる大人は居ないよ。
会計で、幾らか多く支払おうかと思うほど
ありがたい。
新学期が始まる朝、
渋々、成績表を持ってきた子どもたち。
この成績は見せられない…
と思っているならまぁいいか。
この夏、
息子は部活を頑張り、
娘とは大学のオープンキャンパスに
一緒に行けたので普段以上に話ができた。
それぞれの思春期を
それぞれに楽しんでいる。
二度と帰ってこないキラキラした時間。
しっかり楽しめますように。
こんなにも台風で
講座や予定を変更した年はなかった。
加えて
息子や娘のことで
講座や予定をたくさんご変更いただいた。
講師として、女として、妻として、経営者として、
と私の役割はさまざまで、
どの役割で失敗しても仕方ないが
’母として’だけは
どうにかやり遂げたい。
もう既にアカんかな。。。
予備校で恋におぼれ、
首の皮一枚で進んだ大学が肌に合わず、
私は大学生活がつまらなかった。
月一で実家に戻っては
全然楽しくない…と母に愚痴をこぼしていた。
その愚痴を聞く母は
本当に辛そうで
そんな母を見た時、思ったんだ。
母は私が楽しいのが楽しいんだ!
私は私が楽しいことをしよう。
私がやりたいことをやろう。
って。
自分がやりたいコトをやるって
自然というか普通なんだけどね。
母になった今も思う。
子どもたちが楽しそうなのが私は一番嬉しい。
勉強は…と気にかかりつつも
まぁいいっか!と思えちゃう。
人は一人より集団でいる時の方が寂しさを感じる。
お盆で夫の実家に帰省。
夫も子ども達もいつもよりテンション高く
両親を喜ばせようと話をする。
話を聞いているお母さんも楽しそう。
そんな様子を微笑ましく見ながらも
ふっと私には実家がないことを痛感する。
母が生きていた頃、
私も実家に戻るとこうだった。
近況報告を兼ねて
母の笑う顔を見ながらキラキラと話をしてたなぁ。
もう私には帰る実家も
私の全てを受けれ入れてくれる母もいない。
と感じると同時に
私は長生きしよう!と思う。
子どもたちが年に2度ほど帰る場所を
長く持っていたい。
父が74歳の誕生日を迎えた。
普段、カロリー制限があるから
「思いっきり好きなだけ食べてもらおう!」
という誕生会にした。
左半身不随の父にとって食は大切な楽しみのひとつ。
『食べたいものを食べたいだけ』
って、いいじゃない♪
一体あと何度、誕生会ができるというのだろう。
2週間ぶりにあった父は顔つきが変わっていた。
目が優しい!表情がおだやかというか、、、
何があったの?
と尋ねると、
好きな人ができたと言う。
あぁ…娘たちや食はおろか、孫さえも敵わない。
恋はマズローの5段階の欲求をあっという間に満たすのねぇ。
おそるべし、恋!
息子がラグビー九州大会で歯を打撲したと連絡入った。
大分、中津江村。
今日中に歯医者さんに連れて行ったほうがいいとのことで大慌て!
相手選手の膝が入ったとのこと。
おぉ!
九州大会に送り出す朝、
あまりにも楽しそうに準備する息子に
「遊びに行くんじゃないんとよ。勝負しに行くんだよ!」と言う私に
「わかってる!」とお怒り気味で即答していたが、
本当にわかってる?と少し疑っていた。
見ていないので本当のところはわからないが
母は勝手に息子の勇敢な姿勢を想像して泣けてくる。
怪我することと勇敢さが比例している訳ではないことを
十分承知していても、
よくやった!歯の1本や2本!!
そういうの好きよ、母は。
息子の授業参観は音楽。
音楽発表会の課題曲の練習。
なんだろうねぇ。
恥ずかしいからか、
ふざけながらも一生懸命歌っている子どもたちを見ていると
無防備な果実をみているようで
胸が苦しくなる。
果実たちは皆、瑞々しく
キラキラしていて傷がつきやすい。
不要な傷によって腐ってしまいませんように。
しかし、
時には傷をつくっても、
全力でエネルギーを注ぐような時間を過ごしますように。