私が会社を創業した当初のことです。
勢いに乗っていた弊社は
ぐんぐん店舗を伸ばしていました。
マックス12店舗、
100人を超えるスタッフがいましたね。
ただ、最初から順調にいったわけではありません。
勢いに乗っている時だったので
意識しないうちに
朝から晩まで長時間労働が
当たり前になっていたのです。
するとスタッフは一人、二人と
抜けていき、
そのときは3店舗あるのに
スタッフは3人…。
一人休めばどこか店舗を
閉じなければならない状況です。
私は
「良いスタッフさえ入ってくれば…」
と考えていました。
求人は当然していましたが
なかなか
「優秀なスタッフがいない…」
状態でした。
そんな時、
3店舗を3人でどうやって回す⁈
というミーティングを
私抜きでやっていた姿を見て
「こんな良いメンバーが3人もいるのに
これで会社が伸びなければ
経営者である私の問題だな。」
となんか…
事実がはっきり見えたんです。
実はその日を境に
スタッフが入り始め、
会社はどんどん伸びていくことになりました。
「優秀なスタッフが足りない」
と思っていたのに
「すでに3人も居た…」
今、在るものに気づくって
大事だなぁと痛感した出来事でした。
足るを知るって
きっと
こういうことなんですよね。
当時の店舗は
全てバイアウトし、
今は経営者のための
エグゼクティブマインド、
その中でもセルフ・アウェアネスを専門に
やっていますが、
セッションするなかで
すでに充分「ある」のに
「あれも足りない」
「これも足りてない」と
お話しされる方もいらっしゃって、、、
当時の自分を思い出して
苦笑いすることは
決して少なくありません。
今回の本を書いたベースとなる出来事です。
写真は創業当時、
今から27年前のもの。
ピースが昭和です汗