
バレてる vol.5362
結局はバレるんだよね。
弱さも、
弱さを隠そうとすることも、
そして、
弱さを隠した自分をさらに弱いなぁと感じていることも。
わかる人にはすぐにわかってしまう。

結局はバレるんだよね。
弱さも、
弱さを隠そうとすることも、
そして、
弱さを隠した自分をさらに弱いなぁと感じていることも。
わかる人にはすぐにわかってしまう。

仮の姿で頑張って生きてきた人がいる。
具体化してしまうと
自分を守ってきた枠が崩れる恐れを感じて
感情を感じないようにしてしまう。
するとだんだんと生きづらさが増していく。
仮面をつけて生きてきたなら、
暖かい風、春の風を知らないのと同じなんだよ。
仮面を外して、春の風を感じてみようよ。
そんな自分を感じたら、
自分の力を認めると同時に、
駄目な自分を引き受けること。
日々に感謝し、みのたけの人生を生きること。
そのために、
どう悲しんだのか、どう喜んだのか、
どう腹を立てたのか、
どう感じたのかを率直に言葉にしていこう。
安心安全な場所からね。

怒りは突破の原動力になりうる。
怒りを暴力や暴言といった行為に直結しなければ、
遠慮を取っ払い、
本気で正直な自分が剥き出しになる。
今までの枠組みを壊し、
自身がバージョンアップする。
怒りが無ければいいというものじゃない。
感情はすべてあなたの人生を豊かにするヒントなのだ。

私の大好きな友人が
「お金もないのに若気の至りで世界を旅して大きな借金を抱えた」
といった話をしてくれた。
世界を旅しなければ大きな借金をせずに済んだのに…と
彼は考えていたようだ。
返済し終わった借金と同じ金額を貯金できてたかもしれないとも
考えていたのかもしれない。
しかし、それは違う。
世界を旅しなくても
旅行以外のことで大きな借金を抱えていたかもしれないし、
借金はしなかったにしろ、きっと貯金はなかっただろう。
私たちはこういった誤解をしてしまいがちだ。
時間がもっとあったらもっといいものが出来ていたはずなのに…と考えるが
例え時間が増えてもクオリティは大して変わらないだろう。
例えば今感じている「もっと勉強していれば…」といった「後悔を
抱えたままに当時に戻れば、もっと勉強するだろう」というのもあり得ない。
実は当時と変わらない生活をするはずなんだ。
それは決して私たちがだらしないからじゃない。
その時のベストを選んでいるからなんだ。
その時のベストを選んでいるのだから
戻ったってベストの選択は変わらないのさ。
私たちはいつだってベストをやっている。

なぜか見ないようにしてしまうことがある。
確かに見えていて
たくさんのヒントがあったはずなのに…
無視したというか、
見なかったことにしてしまうこと。
そうやって私たちは
自分にとって都合の良い事実をピックアップしたり、
都合の悪いものを無視したり、
自動的に事実を選別する。
まずは事実を正確に認識すること。
それは誰にとっても当たり前に行われない可能性があることを
意識しておこう。

50代になって思うことは大きくふたつ。
ひとつ目は50代は思った以上に楽しい♪
50代が楽しいとは
誰も私に教えてくれなかったんだよな。
自分への期待値が下がるからか、
諦めがつくことが多いのか、
若い頃より俄然生きやすい。
ふたつ目は、
これまでを振り返ると
嫌なことやトラブルが何とも有難い出来事なこと。
最悪だと思っていたものほど
あれがあってよかった〜♪と思える。
「問題は解決するのではなく、
問題によって私たちが解決されていく」
と言ったのはロバート・キーガンだったかな。
この言葉が心の底から腹落ちする。
問題によって私は解決されてきたし、
これからも問題によって私たちは解決されていくんだ。

「開き直る」ことは
どこか悪い印象がある。
しかし、
自分を強くするためには
悪くない手段だ。
「開き直る」ことは「受け入れる」ことと同じだから。

なぜか私たちは自分の本当の思いを伝えずにいる。
本当の想いは自分の中の中にあって
そのことに自分が気づいていないから
当然、相手にも伝えていない。
自分の思いに気づいていたとしても
口にせず期待だけしている。
その一方で、
伝える時はわかりにくいほど遠回りか、
堪忍袋の尾が切れたように怒り混じりに伝えてしまい、
本当の思いを普通に伝える手段を学んでいない。
私たちは本当の思いを口にせず、
いったい何を話しているのだろう。

捉えどころがないように感じる複雑な課題も、
切り口を絞って考えると
その部分の答えが見えてくる。
枠組みを決めてみると整理が進む。
よくわからなくなったら
書き出してみる。
大概、やり慣れるまでは
初めてのことはよくわからないものさ。
だけど、
やるほどに見えなかった世界が見えるようになっていく。

課題に取り組むと次の課題が見えてくる。
取り組む前に原因だと考えていた課題は
大した課題ではないことが多い。
何層にもなった課題を
一枚一枚手をつけていくと
だんだんと核心が見えてくる。
そこに手をつければ
問題の8割は解決してしまうような課題。
本丸はそれだ!