2026.04.05.

“いい人”がしんどくなる理由  vol.6045

我が家のわんこは、ジャック・ラッセル・テリアです
元気で手に負えない、とよく言われる犬種ですが、
うちの子は女の子で、どちらかというとおとなしいタイプです。

「ジャックなのに、いい子ですね」

そんなふうに言われることも多くて、
実際、手がかかるどころか、とても扱いやすい子です。

ただ、最近ひとつ変化があったんです。

出張が少ない時期、
私が家にいる時間が少し長くなった頃から、
前足を乗せたり、吠えたりして、
私に要求するようになったんです。

「遊んで」
「構って」
「これが欲しい」

その対象は私だけ。
今でも夫には、そんな態度はとりません。

これはきっと、
「訴えればどうにかなる」を学習したんだな、と。

で、この「理解」は、
もともと私が与えちゃったんですよね。


時間があるから付き合ってあげる。
喜んでくれるのが嬉しいから、つい応じてしまう。

その積み重ねが、
いつの間にか
「これはやってもらえて当然」に変わっていく。

こっちは「してあげた」と思っているのに、
相手は「してもらえるもの」と受け取るんですよね〜。

ここに、少し不条理を感じますが、
冷静に見れば、
私が「学習」させちゃったんですよね。

すると、今度は逆のことが必要になるんです。

「吠えても応じない」
「境界線を引く」

つまり、少し厳しくしなくちゃいけなくなる。

ここで考えるんですよ、
自分は本当に優しかったのか。

それとも、
「厳しくするのが嫌だっただけ」
だったのか。


・機嫌よくいてほしい
・喜んでほしい

そんな自分の都合が、
優しさの形をしていただけなのかな?と。

だから、関係が崩れ始めたとき、
今度は
「なんでこんなふうになるの?」
と、なんか嫌になる。

でも本当は、
境界線を私がゆるめすぎちゃったから、
「厳しさ」を引き受けることになっただけなんですよね。

これって、わんこの話だけじゃないと思うんですよね。

人間関係でも、子育てでも
まったく同じようなことが起こるじゃないですか。

優しさは、ときに関係を歪めます。

与えすぎた優しさは、
「感謝」ではなく「前提」になり、
やがて「要求」に変わる。

優しさだけでは、関係は続かないんですよね〜。

本当に関係を守るために必要なのは、
「境界線」なんですよね。

相手のためにも、
自分のためにも。

優しさは、
してあげることではなく、
関係が壊れない距離を守ることなのかもしれません。

そんなことを、
我が家の小さな先生に教えてもらっています。

写真はご近所の桜です。
福岡は現在、さくらが満開です!