一歩前進してみる vol.6205
超有名高校出身の人が、彼らの受験対策は、
分厚い参考書にじっくり取り組むことではなく、
まずは、薄い参考書で全体像をさらっと把握する。
そして、それを何度も何度も繰り返すんだ
って言ってたんです。
この話を聞いて、
「理解すること」への誤解というか、
思い込みが、かなり露わになるなぁ
と思ったんですよね。
私たちはつい、
「理解=深く掘り下げること」
「わからなくなったら、もっと前に戻ること」
だと思いがちです。
でも実は、
理解が“深まった”と感じるのって、
次の段階に進んだあとだったりしませんか?
一段、上に進んでみて振り返ると、
「あれ? 前、こんなに簡単だったっけ?」
って、急に楽に感じる。
あの感覚です。
難しい世界に入れば入るほど、
その一歩手前の世界が、
急にシンプルに、よく見えてくる。
そう考えると、
「ちゃんと理解してから次へ」ではなくて、
「一歩前に進んでみる」
という選択も、十分アリなんですよね〜。
