オズの魔法使い vol.5906
子どもの頃、読んだ物語って意外とおぼろげじゃないですか?
本屋さんでたまたま目にした『オズの魔法使い』を読んでみたんです。
すると詳細はほぼほぼ記憶とは違ってました笑。
こういう物語だったっけ?と
過去の記憶と照らし合わせながら
読み進めると、
物語の中に引き込まれつつ
もうちょっと俯瞰するというか
作家の視点を考えるというか。
『オズの魔法使い』の作家、
ボームさんがどのような思いで
この物語を綴ったのかに
意識が向くと言ったらいいんでしょうか。
大人になって読むと
違う感覚を得るんですね。
にしざかひろみさんの装画や挿画も
素敵ですし、
‘あとがき’には彼が
自分の4人の子ども達のために
この物語を書いたことや
彼自身のこれまでの経験や思い出が
物語に含まれていることなどが
書いてあって、
妙に共感しちゃいましたね。
主人公の女の子のドロシーよりも
作家のボームさんの方に
年齢や経験が近いからなんでしょうね。
今の大人の私の感覚で
とても興味深く楽しめました〜!