弱者を味わう
第一線で活躍していても、
病気になったときに人は
弱者を味わうと言う。
何も病気を待たなくても
チャレンジすると弱者を味わう瞬間が多々ある。
何て居場所がないところに来てしまったんだ…。
と感じると同時に、
普段は「在る」と感じもしない居場所は
有難いものなんだなぁ、、、とも改めて感じる。
音楽家のつんくさんが喉頭がんによる声帯全摘出後、
習得が難しいとされている食道発声法のトレーニングをやり始めた際、
「学ぶことが新鮮だった」と言っていたが、
彼の気持ちに通じる感じる気がする。
新たなことにチャレンジするときは
どんなに年をとってても新米なわけで、
いつもと居場所が異なり、
いつもと自分の立場が違う。
居心地の悪さに逃げ出したくなる気持ちを抱えて
時間が過ぎるのをただただ頑張る。
普段の環境に居れば忘れてしまう気持ちを
まざまざと味わう。
チャレンジは多くの気づきと学びを
もたらしてくれるから好きなのだけど、
今回の私はまるで借りてきた猫だな。