擬似体験という情緒的学習効果
小説の中の登場人物に恋をする。
いや、恋だけに限らない。
時には40代のデザイナーに、
時には20代の学生に、
はたまた時代を超えて火消しに。
様々な立場に感情移入して
泣いたり憤りを感じたりして擬似体験する。
この擬似体験がいい。
イメージとして疑似体験する事によって
他者を自分のように理解できる可能性があり、
ただ一度しか生きれない人生に
様々な生き方、感情を同時体験できるよう。
まるで主人公が
乗り移ったようになる時さえある。
感度の良さというとは
心のヒダの細かさやその数量で決まると思うのだけど
小説や映画はそういう意味でも
情緒的学習効果は高いだろう。
以前、『映画deコーピング』をやったが
またやりたいし、
小説deコーピングもやってみたいなぁ。