在り場
傘と靴下が苦手な私は、
小雨程度なら傘は持たない。
ましてや
天気予報の雨に備えて折りたたみ傘を
持ち歩くことなんてことはしない。
しかし、
キャリーバックには
いつも折りたたみ傘をいれている。
出先で雨が降った時用に
と考えて入れている訳では決してない。
雨が降ってても出すのが面倒で、
常にキャリーバックに入れている割には
使わない時があるぐらい。
こんな私がなぜ傘をキャリーバックに
入れいているのかというと、
傘を入れるところがあるから。
つまり、
それ用の場所があるから入れているだけ。
専用の場所があるだけで
面倒臭がりの私でさえ傘を持ち歩けるんだ。
これは傘の場所だけのことじゃ無い。
場所があることが大事で、
置く場所、在り処、役割さえ作ってしまえば
大して頑張らなくても
それができるということ。
適切な人がいるからその場所や役割が生まれるのではなく、
場所や役割が明確になることによって
そこに対応する人が集まったり、
やれること増えたりする。